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今回は約3週間程掛けてチマチマと作業してた、FTOのスピーカー交換作業をまとめて紹介。
初めにリアスピーカー周り。
まずは、リアトレイを外した状態。トランク内のキッタナイ荷物が丸見えです。
このリアトレイを外すのが結構大変でして、
まず、後部座席の座面を外します。座面下側の手前に取っ手があり、それを引っ張る。
その次に座面に隠れていたナット2コを外し、座席背面を上に持ち上げればOK。
そして問題のリアトレイですが、これはたしか8箇所のピンで本体に留めてあります。力任せにやると確実に折れるので、慎重に。ピンはトレイと一体なので、折るとトレイを買うハメになるかも。このために、わざわざ内装外しを買いました。
しかし、結局リアウインドウ側の奥まったピンが上手く外せず、半分諦めながら力任せに・・・・折れました(涙。
まぁ、リアワイパーを固定しているゴムで何とか固定できそうだったし、割り切って作業を続ける事にする。
リアワイパーがなければ、もう少し楽に外せて、ピンを折らなくても大丈夫だったかもとも考えた。
で、防振シートを当てて、型を取り、挟みとカッターでチョキチョキチョキチョキ・・・・。
ブチルゴムとアルミ材で出来ているシートですが、簡単に切れます。ごく一般的に使われている材料らしいですが、こんな簡単に切れて貼るだけで、果たして効果があるのかとチト心配にもなったり。
防振シートを貼り付け、経年劣化でブチルゴムが広がらないように、シート周りをアルミテープで保護します。
そして最後にスピーカーを取り付けて完了。
リアトレイのスピーカーネット(金属製)は塗装が色あせていたので、耐熱塗料で再塗装しました
以上、リアスピーカー完了。
次は、フロントスピーカーですが、今回ドアにマウントされている方は交換のみ。デッドニングしようと思ってはいますが、なにぶん古い車なので、防振シートでドアのサービスホールを全て塞いでしまうのはいかがなものかと。
万が一、ウインドウ機能やドアロック機能が故障した場合、シートは剥がさなければならないので、現在良い方法を思案中。サービスホールに取り外し出来る蓋のようなものを作れないかと考えてます。
そんな訳で、今回はダッシュボード上のセパレートスピーカー部分の交換。
純正のスピーカーでは、ドア部分が中・低音を、ダッシュボード部分で高音を担っているようですが、俺的には、ボーカルと金属的な高音(トライアングルやハイハットのような音)を綺麗に聞きたいと思い、ドア部を低音メインとしてダッシュボード上で中・高音を出すように出来ないかと考えた上でスピーカーをチョイスしました。
しかし、ココで問題発生。なんとこのスピーカー、8cmという中途半端な大きさ。
どのカーオーディオメーカーもこんな物は商品化していません。ついでに言うと、インピーダンスが12Ω。普通カーオーディオ用は4Ωらしいです。
で、使用したのはホームオーディオ用のインピーダンス8オームの8cmスピーカー。
家庭とは比較にならないほどの劣悪な環境で使用する訳ですから、一応防滴仕様にする。それでもやはり耐久性には一抹の不安が・・・。
まず、これが交換前のスピーカーカバー。
既にスピーカーは外してあります。ネットが日焼けして結構ボロボロになってました。
で、こちら新しいスピーカーを付けた所。
ネットを張り替えて、高音用の小さいスピーカーを付ける穴を開けてます。
中音用のスピーカーはネジ位置は同じでしたが、4穴の四角いマウントだった為に取り付けできるように金ノコで2辺を切断。その後、形を整えました。
奥行きが純正の約2倍あり、磁石部分の径も大きい為にそのままでは入らないので、ダッシュボード側も横幅を広げるために削ってあります。
丁度良い工具がなかったので、ボロボロです。
取り付け後に試聴したところ、希望していた音に近い音が出て感激!!!!
低音は締まった感じになって、音を振動でも感じ取れるようになり、高音域はスピーカー位置からではなく前方窓の外の方から聞こえてくる感じ。
小さい音で鳴らしてもしっかりと聞こえるし、中音域もボーカルが聞き取り易くなりました。
しかし、弊害もあります。
音楽を聴く上ではとても良いのですが、TV放送を視聴する際には以前より音場が定まらなくなり、聞きづらいのです。特にニュース等やドキュメント番組での話し声がボヤけます。
イコライザーを調節すれば改善されますが、TVに切り替えるたびにそこも切り替えるのはどうかと。
それに2・3日すると音に慣れるせいか、取り付け直後に聞いた時ほどの感動がなくなってきます。
これは仕方ないのか。
全てによく聞こえる状態って難しいなぁと思う今日この頃。